【 ザ・グレイル・ハンター 】
4人のメンバーの傭兵団となり、依頼をキャラクターに割り振りながらそれぞれダンジョンを探索していく、フルマウスオペレーションのRPG。
ライバルを出し抜き、聖杯のかけらを探し出せ！
【ザ・グレイル・ハンター】
発売/開発：日本テレネット/ウルフチーム
ジャンル：RPG
対応ハード：PC98シリーズ
発売日：1994年
定価：12800円
レーティング：全年齢
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ずっと平和だったはずのクレイランドから、秩序を守る聖杯が盗まれる。
王とその側近は、国中から実力のある傭兵たちを雇い、砕け散って国中に散らばってしまった聖杯を集めるように命じた…
主人公・アシュトンとその仲間たちも、そうして王に呼ばれた傭兵であった。
国中から依頼される厄介ごとをこなしながら、聖杯のかけらを集めよう！
まだ未クリアなんですが、ステイホームキャンペーン中にレビューしたかったので、いったん紹介記事を書き始めてしまおうと思います。
ゲームとしては、フルマウスオペレーションのオーソドックスなRPGです。
ただし、依頼を受けて、その依頼に応じたダンジョンへと入る、と言うのが特徴的な部分かな。
ダンジョン内では、上下左右のボタンか、クリックした位置へとキャラクターが移動します。
一見、ゲーム画面を見ると、ローグライクのように見えますが、特にシンボルエンカウントと言うわけでもなく、画面内の特定の場所(部屋に入った瞬間や通路の途中など)で敵とエンカウントするシステムです。
また、オートマッピングされる画面右上のマップが便利で、目的の場所をクリックするとキャラクターがそこまで高速移動します。
そのため、新しい鍵を手に入れたりして、鍵が合うか試すときにも、楽々扉の前まで移動できます。
これはらくちんだったー！！
ゲームを開始するには、まずキャラクターに依頼を受けさせないとなりません。
当然、1つの依頼に数人で挑戦する方が戦闘などは楽になりますが、そうなると受けられる依頼の総数が減るため、金欠になりやすくなります。
4人にうまく依頼を割り振るのがコツとなってくるでしょう。
受けた依頼はステータス画面からいつでも確認できるため、ダンジョンに入った後で、見つけないといけないアイテムを忘れてしまっても安心です。
ちなみに、日数経過で依頼金が減ったりしてしまいますが、ダンジョンから出ない限りは日数は経過しません。ゆっくり探索することが可能です。
戦闘はシンプルなターン製ですが、こっちのパーティ人数に応じて、敵の数も決まってくるようです。
基本的に目の前にいる敵を攻撃するようなシステムになっているので、パーティの順番を入れ替えて、与えるダメージの調整をしていくことが戦闘でのダメージを押えて進めていくコツになっています。
なお、パーティメンバーはダンジョン内で見つけていくと言うシステム。
一度ダンジョンを出てしまうと、パーティも解散になってしまう点には注意が必要です。
ただし、ダンジョン内で仲間になったキャラクターも、「聖杯のかけらを見つける」という同じ目的のため、あくまでも一時的に協力しているだけの場合が…
もしも聖杯のかけらを見つけた場合、奪い合いになり、戦闘になることになります。
今日の友人は今日の好敵手！！
こういったキャラクターの関係性も、このゲームにおいて面白い所です。
関係が悪化したり、良好なものになったりと変化します。
そして聖杯の欠片は、パズルのように当てはめていくのですが…
む、難しい！ しかも偽物のかけらもあるのでもう大変！！
良アイディアが多く面白いゲームですが、ダンジョンがやや単調なのが残念なところです。
泉や銅像などのオブジェクトがダンジョン内に会ったりもしますが、基本的にイベントが少なく、鍵を見つけて扉の先に進む、と言うのを繰り返すゲームになってしまっています。
味方のデザインは可愛く、敵のデザインはユニークなのはいい所なので、そこはダンジョンの単調さを和らげてくれていますが…
さて、聖杯のかけらをすべて見つけたら何が起こるのだろうな。
ライバルに聖杯のかけらを奪われることもあるみたいなので、今後どうなるか楽しみなゲームです。
クリアしたらまた追記します！
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*画像はすべて日本テレネット「ザ・グレイル・ハンター」より
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