2020年04月03日

【PC88】ABYSSU 帝王の涙【ハミングバードソフト】

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【 ABYSSU 帝王の涙 】

その名でわかる通り、ABYSSの続編。
首に鎖ならぬ爆弾をつけられたモズは、謎の兵器「帝王の涙」を求めての冒険が始まる!
今回は少女型ロボットを相棒に迎えての冒険となります…しかし残念ながらシリーズはここで打ち止め。

【ABYSSU 帝王の涙】
発売/開発:ハミングバードソフト
ジャンル:コマンド入力式AVG
対応ハード:PC-88シリーズ
発売日:1985年
定価:6800円
レーティング:全年齢

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LS-701-a通商ワープ座標点付近で、遭難者を回収したはずのヨットの残骸が発見される。原形はほぼとどめておらず、クルー及び遭難者の生存は絶望視された。

一方、久々に大金を手に入れたモズ・シバットはゴミ溜めで目を覚ます。酒場を借りきってのどんちゃん騒ぎのあと、女を取り合ってのケンカに負けたようだった。
起き上がったモズのポケットにねじ込まれていたのは、見覚えのない手紙と3D映像カードだった。

愛機ナターシャUに戻ったモズは、コンピューター「ドク」に首筋に生体外反応を検知、と教えられる。ドクに詳しい解析を頼むと、それは小型爆弾だと言う。
慌ててポケットの中の3Dカードを再生すると、そこにはいやらしい笑いを浮かべる男・グリンブの姿があった。
グリンブの話によれば、モズに探検家アブナブと組み、伝説の最終兵器「帝王の涙」を見つけ出して欲しい、断れば頭が吹っ飛ぶ…と言うことだった。
もはやグリンブの言うことに従うしかない。モズはナターシャUの全システムを始動させた…



前作同様、昔ながらのコマンド入力式AVGですが、今回からカナ入力・ローマ字入力に対応しました。
もちろん英字入力にも対応しています。ネット上の攻略情報は英字入力での攻略しか見つからなかったので、英字でのプレイを推奨。
ちなみに初期設定ではローマ字入力なのですが、PC88とキーの並びが違いWindowsにはカナロックキーがないのです。が、ProjectEggでDLしたものなら、画面右下のカナやCapsのランプの部分がボタンになっていますので、ここをクリックすることで英字入力できるようになります。
ローマ字(カナ)入力に対応したことで、対応語句も増え、難易度は急上昇です。英字に切り替える方法がわからない間はカナ入力で頑張ったのですが、序盤から先に進めることが出来ませんでした…

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前作から比較しても、かなりビジュアル面でのクオリティがアップしています。
デス・マス口調のみで味気なかったテキストも、モズ視点のものが増え、「美しい惑星が見えるぜ」など、ユニークなものも多くなっています。
まぁすべてカタカナか英字なのでかなり読みづらくはあるのですが…(ここは贅沢言っても仕方ないね!

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ここも結構難所です。ウィスキーを渡すと会話が出来るのですが、ウィスキーを入力単語に出来る、というヒントはありません。
前作までは、その場で入力できる単語は、()内に英字で表示されてヒントになっていたのですが、この場面ではウィスキーという単語が出てこないのです。そういう場面が、今作では増えています。
まぁ実は「SAKE」でも行けるようなのですが…

ここでテーブルに酔いつぶれている男は、のちに重要人物とわかるのですが… …やり方が回りくどすぎる。単なる酔っ払いだと思ってモズにスルーされたらどうするつもりだったんだw

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はい!! 今回のヒロイン!!! ロボ娘ちゃん!!!
しかしモズは何をしてるんだww ただの女の子のピンナップにもチューしてたしww ばかなの??ww(やらせたの私だけど)
ちなみにこのロボ娘ちゃんは自分の主人が死んだことを悟り、モズについてきます。
ただしここも結構な難所で、ロボ娘ちゃんの主人が死んだ、と悟らせるためのキーワードがわかりづらいです。
ロボ娘ちゃんがモズについてくる際に好きな名前を付けることが出来るため、めちゃくちゃ気持ちが入ります。かわいい…かわいい…
私はいつも通り「RYU」と名付けましたけれどもね。実は私のHNの「ry」って愛猫の名前由来なんですよ。略称ではない。

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嫌々ながら始めた冒険ですが、物語は意外な方向に…?
モズは帝王の涙を手に入れることが出来るのでしょうか、そして帝王の涙の正体とは…?

ささやかながらもキャラクターの口パクなどのアニメーションもあり、良作だと感じました。
しかしこれ攻略なしで当時の人はクリア出来たんでしょうかw ハマリとなるポイント(ホバーカーを手放して代わりのアイテムを手に入れるシーンとか)も結構あるので、私だったら投げだしちゃうなあ…

オチも含め結構好きな作品です。
でもエンディングの文字が自動で流れるのはちょっと頂けない。全部カタカナで読みづらいのに、自動でスクロールされてしまっては読み切れないです。
慣れの問題なのかなあ…当時プレイした人はカタカナオンリーにも慣れていて問題なく読めたんでしょうか。


ちなみにキャラクターの名前が変わっているのは、スタッフの名前のもじりだそう。ウィザードリィのキャラクター名もそうでしたし、意外に昔のゲームってそういうネタが仕込まれているのかも。

◆スタッフリスト(敬称略)
Prodused by:Humming Bird Soft
Story by:H.Imanishi
Character Designer:K.Uraji
Art Directer:Y.Inoue
Animatuon:S.Tsuruta
Music Arranger:M.Imanishi
Programmed by:M.Maeda
Game Designer:K.Kobayashi
Presented by:Humming Bird Soft




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*画像はすべてハミングバードソフト「ABYSSU 帝王の涙」より。

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posted by ry at 12:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他PC
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