【妹のろい】
超絶ブラコンな兄・アキヒトと、その妹・さゆの会話がメインとなり、他のキャラはほぼ登場しないという、「二人だけの世界」を見事に描いたノベル作品。
このゲームは、「君とノーカウントの恋」のえん☆はりさんと、さつき晴れというサークルさんの共同制作ゲームです。
シナリオと音楽がえん☆はりさん、イラストなどをさつき晴れさんが手がけています。
EDはバッドエンドとトゥルーの二種で、15分程度でコンプできる内容で、内容はとにかく「妹可愛い!!!」って言う感じなので、イラストに惹かれたらプレイして損はないです。
こちらから無料プレイ可能です(ノベルゲームコレクションへ飛びます)
スマホを含むブラウザのほか、Windows/MacintoshでDLプレイも可能です。
幼いころから、妹・さゆり至上主義の主人公アキヒト。
妹のピンチには駆けつけ、学校では同級生の誘いを断りドン引きされ、最短距離で真っ先に妹の待つ自宅に帰っては、毎日妹のさゆと会話するのが彼の楽しみだった。
だけど、アキヒトのクラスに転校生の少女が来たことから、少しずつ風向きが変わり始め…
そして避けることのできない、さゆの「卒業」も近づいて来ていた…
妹の待つ自宅に帰り、ひたすら妹と会話をするだけのノベルゲーム。
と、言ってしまえばそれだけのゲームではあります。
それは、幼いころから変わることのない、アキヒトとさゆの日常でした。
ところが、アキヒトのクラスに転校生が来た頃から、徐々にアキヒトに変化が訪れ…、アキヒトにとっても、いずれ「卒業」を迎えなければならないさゆにとっても、避けられない選択の時を迎えるのでした…。
のろい、どんくさい、それがさゆ。
そして二人の間の「お呪い(おまじない」… 小規模のゲームとしては、この「おまじないのアイテム」を取り入れたところなど、印象に残る作りでよかったなーと思います。
バッドエンドの方も、妹の存在が運命を位置付けたという感じでよかったですね…、だけど多分、彼にとっては不幸な結末じゃなかったんじゃないかと思います。
とにかく妹がかわいいゲームなので、絵に惹かれたらプレイ推奨です。
えん☆はりさんの曲も素晴らしいです。
ただ、多用される「数日後」などの画面転換の演出として、頻出するのがやや重めなので、このあたりは地の文でさっくり「それから数日…」みたいに流しちゃってもよかったと思います。
まぁ好みが分かれるところかなとも思いますが。
…二人とも幸せになってほしい、そんな作品でした。
15〜20分程度でコンプ出来ますし、ぜひプレイして欲しい一作でした!