【 LHB学園・第一章「旧校舎の音楽会」 】
運命の赤い糸が見える辿(タドル)は、人の恋を成就させるおせっかいが大好き!!
髪が長く美しいほどいい!という長髪男子だらけの世界にある学園で、今日も辿は恋のキューピットをする…
というBLノベルゲーム。選択肢によりゲームオーバーになることがあります。クリアまで40分くらいでしょうか。
こちらから無料プレイ可能です(ノベルゲームコレクションへ飛びます)
スマホを含むブラウザのほか、Windows/MacintoshでDLプレイも可能です。
ここは地球とは違う世界、長髪男子がもてはやされる世界にあるLHB(Long Hair Boy)学園…。
恋をしている人から運命の赤い糸が出ているのが見える、糸緒辿(イトオ・タドル)は、人の恋を成就させ、それを眺めてニヨニヨするのが何よりも大好き。
入学式のあと、あれから…
シュヴァルツ王子を探してほしいと頼まれたタドルは、王子を探す中で、入学式に世話になったフランと出会う。
そしてフランとシュバルツ王子が、運命の赤い糸でつながっているのに気づく。
だが、様々な事情から、二人の関係は恋仲どころか、話すこともままならない状態で…
タドルのおせっかいが始まる…!!
様々な絵師さんが参加されており、シーンによってはスチルの絵柄が全く違ったりするのですが、いかにも同人ゲーらしくてオッケーです。
でもメインで絵を描かれている方の絵がすごく好みなので、もっとこの方の絵が多いと嬉しいのである…。
フランは、「痛み髪」として差別される銀髪の持ち主。
それは、髪の色が抜けるという病気がこの世界にはあり、その病気により妻を失ったシュバルツ王子の父王の差別的な発言が原因となったものです。
フランはそれ故に、生まれながらに、そして学園でも差別され、不当な扱いを受けてきており…、それ故に、卑屈な性格になってしまっていました。
だけど、彼からは赤い糸が伸びています。
そう、彼のピアノと一緒に演奏してくれる、旧校舎の妖精さんのもとへと…
一方、妖精さんことシュバルツ王子は隠れてヴァイオリンを弾いていたことをタドルに突っ込まれていました。
だけど、シュバルツ王子は、好きな相手であるフランに話しかけることができません。自分の父親のせいで、彼が不当な差別を受けているのがわかっているから、自分の事なんか嫌っている、そう思っているからです。
ただし…彼からも赤い糸が伸びています。
こうなったら、タドルのやることはただ一つ。二人をくっつけるために、多大なおせっかいを焼きまくる事!!
一見「恋人未満の人物同士をくっつける」という単純な話に見えますが、ところがどっこい、話としては単純なものは、単純だからこそ、そこにどんなエッセンスを加えるかによって、話が大化けするわけです。
でも根っこは様式美をなぞっているので、話として安心して読めるわけですね。
今回は「不当な差別で卑屈になってしまった」というフラン先輩の感情や行動が上手く書かれており、それ故に王子に対して素直に恋愛感情を持てない、また、そんなフランの感情に対してどう答えを出すべきか、を丁寧に書いています。
二人の恋の行方をぜひ見守ってください!
複数の個性的なキャラがおり、今後のゲームの発展が期待できますね!
また、ゲームの最後に次回作のカップル(予定)が予告されるので、今後もこんなノリでゲームが続いていくのかなと思うと楽しみです。
次回作は来年2019年1月を予定とのこと!
期待して待て!!
*こちらはティラノゲームフェス2018参加作品です。
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すごく嬉しくてどうコメントを打とうか悩んでいたら日にちが経ってしまって遅くなってすみません><
初めてノベルゲームを作ったので、ノベルゲームってこんな感じでいいんだっけってなったり、
ダウンロード数がたまに通知されるくらいなので本当にプレイしてもらえてるのかな、とかすごく不安だったのでこうしてブログで感想と共に紹介してくださってすごく嬉しかったです!
フランの複雑な性格だったり、ゲームの趣旨だったりがすごく分かりやすくまとめられていて
作った本人なのに、なるほどこれはこういうゲームだったのかと勉強させていただきました。
こうやって自分の作った作品を紹介していただくのが初めてだったのですごく舞い上がったコメントになってしまいすみません><
でも本当にとても嬉しかったです!
第二章も頑張ります!
大したブログでもないんですからそんなに悩まずともw
大丈夫です、ちゃんとノベルゲームしてます! というかメチャクチャ面白いノベルゲームでした!!
なんというか、とても丁寧にキャラを掘り下げつつも、キャラを掘り下げることで説明的になるわけでもなく、でもしっかりと書かれているのがすごいなと思い、そのあたりを重点的に紹介させていただきました。
ああいう性格を演じなければいけなかったフランと、それに対する王子の優しさとかが、本当に美しく書かれていたなと思います。
次回作も楽しみにしていますー!!