【 氷雨の記憶 】
雨の日のバス停で出会った少女と存在証明のお話。選択肢1つのノベルAVG。
プレイ時間は10〜15分ほどの、比較的シンプルな作品です。
*選択肢によっては流血注意
こちらから無料プレイ可能です(ノベルゲームコレクションへ飛びます)
スマホを含むブラウザのほか、Windows/MacintoshでDLプレイも可能です。
主人公の男性は、漫画家志望で持ち込みをしていた。
最初は担当も絶賛してくれたが、だけど、毎回言われるのは
「キミの漫画は独りよがりなんだよ」
雨の中、雨宿りをする先としてバス停に駆け込んだ主人公は、そこで、バスにも乗らずにぼんやりと過ごす少女に出会う。
彼女は、自分を幽霊と名乗り、だけど認識されたら幽霊ではなくなる…などと電波なことを話し出すのであった…。
マズい奴に話しかけてしまったな、と思いながらも、思わず彼女の話に耳を傾けてしまった主人公だが…
正直こういうふわふわした哲学的なお話は苦手なのです、なんか的をはずしたレビューになっていたらすみません。
…などと先に謝っておくぞ。
世の中クソッタレだと思う主人公。
自分の才能に驕り、一般受けするような作品を書きたくなんてないと思っています。
才能はあるのかもしれない、だけど、誰にも伝わらない作品を書いても仕方ない。
…かもしれない、だけど主人公の才能のもとに生まれる鮮烈な作品を、私は読みたいなあ。
そして、人間なんて路傍の石のようなものだという少女。
誰かに認識してもらわないと、本当にここにいるのかなんて証明できない。
だから今、少女はここに存在しています。
そして少女は、主人公に、自分の存在を覚えてくれる存在が欲しいと頼むのです。
作者さん的には、トゥルーエンドはどちらでもお好きな方で、ということなのですが、やっぱり私は彼女には今後も生き続けて、彼の作品を読んでほしいと思う。
それは、あまりにもベタかもしれないけれど、だけどやっぱり幸せな展開だと思うのです。
…まぁ、あの雪の日に会い、再開した男女が恋仲になる…なんてのを願ってしまったら、彼女には『陳腐な発想ですね、気持ち悪いです』とか言われそうですけどw
でも…二人の未来が明るいといいなあ、とぼんやり考えるのでした。
*こちらはティラノゲームフェス2018参加作品です。
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