【 Scarlet illusion -Episode1:崩壊の螺旋- 】
幻想的で、狂気に満ちた連作ノベルゲームの第一話。
プレイ時間は40分〜1時間ほどかなとおもいます。
びっくり系のホラーではなく、死人がじわじわと増えていく、そんなうす暗いホラー。
殺人を扱うため、流血・残虐描写がありますので注意。
城の建物の離れに住む鼻摘み者の研究者・ニコラの使用人になったのは、没落貴族で家族に売られるようにしてここに来たアエリ。
アエリを見て、新たな生贄…と噂をするメイドたち。
そして、アエリを知っているような王子・エストールの言動。
そんななか、使用人の男がバラバラにされるという残虐な殺人事件が起こる。
現場から立ち去った犯人らしき人物は、遺体を指して「まるでパズルみたいだ」と趣味の悪い言葉を遺していった…
その日から、毎日のように出る、死人…。
アエリは、不気味な自分の主人を疑うが…。
ぶっきらぼうにニコラのいる別棟の鍵を渡され、そこで働けと追い払われるアエリ。
ニコラは部屋におらず、やっと見つけ出したときには、白く塗りつぶされた部屋で死んだように寝ており…、相当変わりものでした。
アエリは、奇妙な主人に不安を消すことができないまま、離れることになってしまった両親を呼びながら眠りにつきます。
翌朝、仕事のためにニコラの部屋に向かうと、アエリ宛らしき、呼び出しの手紙がありました。
待っていたのは、この国の皇子エストール。
まるで旧知の仲のように、親しくアエリに話しかけるエストールに、困惑するアエリですが、このあと、何度もエストールに助けられることになります。
ただし…エストールとの会話は、たまに違和感を覚えることがあって…
殺人を記録するかのようなノートが遺されており…。ゲームの最後に、全ての真相が明かされます。
そして、これを手にして、読んだのは…
キャラクターのバストアップの立ち絵のみで、基本的にはイベントスチルなどもなく、比較的淡々とお話は進行しますが…
ただエフェクトの使い方がうまく、画面のシェイク機能を使ってるのかな、大きく画面が揺れて困惑や狂気を表現したりしています。
血なまぐさい話に似合わないくらいにふんわりとしたキャラクターグラフィックなのに、最後はとんでもない悲劇で終了します。
エンディングはかなり衝撃でした…、しかも無意味な死で締めくくられて…。
まだエピソード1ということで、謎も多く残されていますが、今後どれくらいシリーズが続くのかな、とりあえずエピソード2も、ティラノゲームフェスの対象作品になっているため、近いうちに遊ぶことになりそうですが
*こちらはティラノゲームフェス2018参加作品です。
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