【 7日目の花嫁 】
以前紹介させていただいた、「死神のKISS」の荒咲りゆ氏の作品。
こちらもフルボイスの女性向け恋愛ノベルとなっています。
プレイ時間20分ほど、選択肢は1か所あります。
ティラノゲームフェス2018にて佳作受賞!!
おめでとうございます!!
厄災により滅びかけた地に、龍が舞い降り、豊かな恵みを与えた…
そんな伝承のある土地…
そして今、その土地には作物が実らず、疫病も流行りつつある。
そこで、龍神へと花嫁という名目で生贄をささげることが決まった。
選ばれたのは、疫病で両親を亡くし、天涯孤独になった主人公の少女(名前変更可)。
一週間の禊のために、ひとりで神殿で生活することになった主人公だが、そこに角を持つ不思議な男性が現れて…?
生贄になって死ぬことへ実感が持てないまま、だけどしかたがないことだと、流されるままに神殿へと訪れた主人公。
神殿の寒さに耐えながら、薄い毛布へ包まり寝ていると、気付けば火が焚かれて部屋が暖められていた。
現れたのは人間には見えない青年…。彼は龍神と名乗ります。
そして、主人公と龍神の、7日間の穏やかでコミカルな生活が始まるのでした。
人知を超えた力を持たないまでも、火をつけたりする能力のある龍神様。
料理に風呂焚きにいいように神様を使う主人公には、神使いが荒い!!と怒られたりしてる。そんなコミカルさです。
ちなみに龍神様はびっくりするとタツノオトシゴのような姿になるぞ。癒し系だな!! 女子ウケするな!!
でもタツノオトシゴになってもイケボのままなので安心してください(なお触感)
だけど、じわじわと、主人公には死の恐怖が芽生え始める…
あくまでも龍神様は優しい。
だけどまだ龍神様はこの時点では、主人公が何のために禊を行っているのかも、生贄になることも、知らずにいるのです。
龍神の言い伝えは本当なのか。
龍神へと自分が嫁ぐことで、本当に村は救えるのか。
残酷な龍神の答えに、主人公の心にはもやもやとしたものが生まれます。
ならばどうして、自分は、なんのために死ぬのだろうか。
そして、迎えた7日目…
ふたりの回答を、貴方は自分の目で見届けてください。
短編恋愛ノベルとしては、よくできてます。絵もキレイ。
作者(シナリオ)さんは、死神のKISSでも思いましたが、シリアスさとコミカルさの両立が実にうまい。
今回は、死神のKISSみたいなびっくりオチはなく、綺麗に収まるところに収まった感じになります。
はっぴーえんど!
あ、あとおまけギャラリーはぜひ見てくださいね、龍神様がそれぞれのイベントシーンについてコメント出してたりしてちょっと面白かったのでw
*こちらはティラノゲームフェス2018参加作品です。
このティラノゲームフェスでは、応募されたゲームを遊んで感想を送るだけで豪華賞品が当たる、オンラインゲームイベント。
ゲーム制作者側も、ゲームプレイ側も、ともに盛り上がることのできるイベントとなっています。
ティラノゲームフェスは現在開催中! みんなで盛り上げよう!!
*画像はすべて荒咲りゆ「7日目の花嫁」より