2018年10月30日

【PC/スマホ】大きなのっぽのメイドロボ【武蔵野モーツァルト】★

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【 大きなのっぽのメイドロボ 】

きだた郎さんの「武蔵野モーツァルト」さんによるシンプルなノベルゲーム作品
えもふりを使用し、キャラクターが動きます。
読了+スタッフロールを見終わるまで15分ほどの短編。

スタッフロールは涙なしには見られませんでした。イラストは必見です。

ティラノゲームフェス2018にて準グランプリ受賞!!
おめでとうございます!!

こちらから無料プレイ可能です(ノベルゲームコレクションへ飛びます)
スマホを含むブラウザのほか、Windows/MacintoshでDLプレイも可能です。



祖母の屋敷で暮らすことになった10歳の少女・カレン。
だがカレンは、祖母が使っている旧式の長身のメイドロボ・リーシャを嫌っていた。
心を持たないリーシャに言われた優しい言葉を鵜呑みにし、傷ついた経験からだった。

そんなカレンに、リーシャは、大きなのっぽの古時計と祖母の話を聞かせて…



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えもふりと、リーシャのセリフが出るたびに鳴る機械音で、まるでそこにリーシャがいるかのように、プレイヤーに思わせるような、優しい空気のゲーム。
あくまでも、リーシャは優しく微笑みます。
彼女は機械だから、微笑み以外の表情を作れないのです。

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現れる言葉は主人公の言葉。
だけど、感情移入を差せるこのゲームにおいては、このセリフは全部プレイヤーの言葉になります。
とても選びたくないような選択肢は、こんな言葉を投げかけていいのかと自問しながらも吐き出してしまう、主人公の心に重なります。
辛らつな言葉は、だけど主人公がこう思うのも仕方なくて…


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作り物の心、それは本当にそうなのでしょうか?
プログラムされたものでも、ロボットが悲しいと思うのならば、それは感情と呼んでいいのではないのでしょうか?
それでも、主人公は辛らつな言葉を吐き出すことをやめられません。

ただ、主人公には、どうしても、リーシャの語った、古時計の話がひっかかり…

本当に優しい主人公と、本当に優しくて主人が大好きなメイドロボの話でした。
軽いメカバレ表現あり。

エンディング絵は、リーシャの生涯を描いています。
泣いてぼやけた目でも、一生懸命見届けましょう。

機械と人間の差ってなんだろうね。
いずれ、このお話のようなことも、現実になるかもしれませんね。
そのときに、まだ私が生きていたら、このゲームを再度遊びたいなあ…


*こちらはティラノゲームフェス2018参加作品です。
このティラノゲームフェスでは、応募されたゲームを遊んで感想を送るだけで豪華賞品が当たる、オンラインゲームイベント。
ゲーム制作者側も、ゲームプレイ側も、ともに盛り上がることのできるイベントとなっています。
ティラノゲームフェスは現在開催中! みんなで盛り上げよう!!

*画像はすべて武蔵野モーツァルト「大きなのっぽのメイドロボ」より

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posted by ry at 12:00 | Comment(0) | インディーズ(フリー)
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