【 すけべ 】
とんでもなくすけべなお話です。
短編ですし、比較的こじんまりとまとまった話なので、何度か紹介している笹笠箕範氏の作品の中では、特に読みやすく面白い作品となり、おすすめです。
すけべですけど、18禁ではないので安心ですね。
ティラノゲームフェス2018にて佳作受賞!!
おめでとうございます!!
昔々… 料理はおいしいものの、主人の宣伝下手のために流行ってない飯屋−−ここではモトヤとしておきましょう――がありました。
しかも、向かいにライバル店−−ニイヤーーが出来たため、すっかり売り上げは落ち込んでしまい、モトヤは店をたたもうと考えます。
ところがある日、仙人を名乗る男が現れ…、ありがたい言葉を書き、それを店に飾るようにと言い残し去ってゆきます。
その言葉…そう「すけべ」が飾られたモトヤは…
…から始まる奇妙なお話です。
すけべ、の文字を嫌々ながらも、仙人様の描いた言葉だと素直に信じて飾るモトヤの主人。
だけどお話は思わぬ方向に…
そんな感じで、小規模の読むだけのノベルゲームなのですが、まるでちょっとした小噺を聞いているような語り口と、絶妙なオチがポイントです。
いやー、こんなにすけべで面白いお話はなかなかあったもんじゃございません。
仙人が文字を書くときに、すけべ、の文字がゆっくり書かれる演出には大爆笑しました。なんだこのこだわりポイント。
*こちらはティラノゲームフェス2018参加作品です。
このティラノゲームフェスでは、応募されたゲームを遊んで感想を送るだけで豪華賞品が当たる、オンラインゲームイベント。
ゲーム制作者側も、ゲームプレイ側も、ともに盛り上がることのできるイベントとなっています。
ティラノゲームフェスは現在開催中! みんなで盛り上げよう!!
*画像はすべて笹笠箕範「すけべ」より